はみだし群像

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  • サイズ B6判/ページ数 420p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903186733
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

自分のよりどころを求め、もがき苦しみながら生き抜いた、団塊世代の若き日の姿。70's中央線沿線青春物語。

内容説明

三島由紀夫の割腹自殺、浅間山荘事件、仲間を求めたモダンジャズ喫茶…70年代の青春。中央線沿線路地裏の飲み屋「雁」で夢を語り、現実に嘆き、入り乱れた人間関係に喘ぎながらも、自分の存在だけは信じ続けた田所譲二。憧れた取材記者の実態は取材記者と見下され、「はみだし者」の自虐的な思いでその立場に甘んじ、「落ちこぼれ」という烙印を押され続けた。―いつか必ず私小説をものして、棺桶には自分の著書を入れるのだ―田所譲二が夢を掴んだとき…。

著者等紹介

吉田和正[ヨシダカズマサ]
作家。1944年広島県生まれ。日本大学芸術学部中退後、映画助監督、週刊誌記者を経て、作家活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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