内容説明
教師としてというより、ひとりの人間としてなにができるのか。もがきつづけるという一途さが、そこにはあった。
目次
第1部 平野婦美子の実践―一生懸命、一途に(浜の小学校の教師になる;村の文化と子どもたち;虱とりと爪切り;学校が村の生活を変える;別れの日が来ました;街の小学校に;教師たちのつながり;その後のあしあと)
第2部 近藤益雄の生き方―小さなおき火になろう(いばらの道に;郷里の小学校の教師になる;試練はつづく;絶望の淵に立って;ほんとうの生き方を;「みどり組」の子どもたち;母親と友だちになる;のぎくとなずなに思いをよせて―さらにいばらの道をすすむ;この道を、子どもと歩く)
著者等紹介
岡村遼司[オカムラリョウジ]
1944年9月21日生まれ。現在、早稲田大学教育学部教員。教育問題を文化史・文化論の視点から考察することに関心をもつ。また人権問題、人権教育論にもいくつかの課題を見出している。三十年来、年に数回、各地の高等学校等で公開授業などを実践する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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