内容説明
歴史の中の人間の叡智。空海、法然、親鸞、栄西、道元、蓮如ら仏教者、世阿弥、千利休、芭蕉ら芸術家、さらには近世近代の思想家らの「自我の秘蹟」を捉え直す。
目次
序にかえて 生のあやうさを超えて―未来へ、新しい自我を求めて
第1章 先史時代の精神『古事記』―天地初めて発けし時、そして、それから
第2章 古代の精神―律令と仏教文化、叡智の誕生
第3章 中世の精神の系譜―浄土思想から禅へ
第4章 近世の精神―意識的魂の時代
第5章 近代の精神―闇から光の時代へ
結びに 現代―混沌たる世界を、いかに生きるか
著者等紹介
上松佑二[アゲマツユウジ]
1942年、長野市出身。1966年、早稲田大学建築学科卒業。1967‐69年、スイス・ゲーテアヌム精神科学自由大学留学。1977‐79年、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団客員研究員としてミュンヘン大学美術史研究所留学。1982年、博士論文『近代建築論史に於ける建築空間論の系譜的研究』。1987年、東海大学教授。「建築空間論に関する研究」で日本建築学会賞受賞。現在、東海大学名誉教授。建築家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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