内容説明
中華と漢と騎馬民族、どこでどう交差して中華という概念が顕在化したのか。草原の覇者たちの、虹のごとき野望、「中華帝国」「中華」探索の旅がはじまる。
目次
序章 「中華」の不思議―「中華」と「漢」
第1章 騎馬民族 跳梁―大河小説のような
第2章 虹へ 若武者の野望・〓(てい)族符堅―〓(てい)、胡ならず
第3章 知られざる大仏の道―巨大仏はどこで生まれたのか
第4章 草原からの若い風 拓跋一代記―「皇帝即如来」から「中華」へ
第5章 虹をつかんだ青年 孝文帝―「中華」帝国誕生
第6章 周隋唐、武川に出ず―拓跋国家の系譜
第7章 虹よ、永久に―志を継ぐもの
終章 亡国と革命―歴史のなかの「中華」、そして現在
著者等紹介
後藤多聞[ゴトウタモン]
1944(昭和19)年、大阪市生まれ。京都大学大学院中国文学研究科修士課程修了。NHKに入局。現在、平山郁夫シルクロード美術館理事、文化ジャーナリスト(国立民族学博物館客員教授、総合地球環境学研究所客員教授などを歴任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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