内容説明
伝説の作家の知られざる足あと。醇乎たる檀文学のすべて。永遠の旅情を生きる“漂泊者”の生涯と作品。没後三十二年、初の本格的評伝。
目次
はじめに 文学史の陥穽
1 悲運の生い立ち
2 反逆児の青春
3 学生作家の誕生
4 芥川賞を貰い損ねた男
5 疾風怒涛の時代
6 家庭という名の足伽
7 職業作家への道
8 直木賞作家の挑戦
9 三年連続の凶事
10 無頼派作家の末路
おわりに 流連荒亡の詩人
著者等紹介
相馬正一[ソウマショウイチ]
1929(昭和4)年、青森県に生まれる。弘前大学卒業。弘前大学非常勤講師、上越教育大学教授、岐阜女子大学教授を歴任。岐阜女子大学名誉教授。太宰治研究により弘前大学より名誉博士の称号授与。(2005)専攻は、日本近・現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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