内容説明
光の画家レンブラントとユダヤの隣人たち。その社会力学・文化情況を照らし出し、「レンブラント神話」の虚と実を明らかにする。
目次
1章 「ブレーストラート」で(発端―四番地の家;改修工事、その後 ほか)
2章 破戒の図像(肖像画をめぐる諍い;「レンブラント神話」の虚と実 ほか)
3章 悲運のラビ(メナッセ・ベン・イスラエルの苦悩;モルテイラとアボアブ ほか)
4章 「エスノガ」(落慶式にて;アボアブの嘆願 ほか)
5章 来るべき世界(アウデルケルクのユダヤ人墓地;魂の不死性について ほか)
著者等紹介
ナドラー,スティーヴン[ナドラー,スティーヴン][Nadler,Steven]
ウィスコンシン大学ユダヤ研究センター(The George L.Mosse/Lawrence A.Weinstein Center for Jewish Studies)所長、哲学教授。専門は、17世紀ヨーロッパ哲学
有木宏二[アリキコウジ]
1967年、大阪府に生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、宇都宮美術館に学芸員として勤務。主に西洋近・現代美術の展覧会を担当。早稲田大学理工学術院非常勤講師。専攻は美学・美術史。『ピサロ/砂の記憶―印象派の内なる闇』(人文書館、2005年)同書は、2006年、第16回吉田秀和賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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