内容説明
「過去」と「現在」との「対話」&「未来」。日本近代史を顧みて、人権の尊重、戦争放棄・平和主義の理念を守るという、21世紀の日本のあり方を明示する。
目次
第1部 明治維新と世界―日本の進路を問い直す(明治維新の帰結;久米邦武と『米欧回覧実記』;日本近代史を見直す;二十一世紀への転換点に―「小国主義」をめぐって)
第2部 維新と長州と近代日本と(末松謙澄の明治維新―『防長回天史』故アリ;天は蒼くして吉田松陰の視線;「脱亜入欧」と近代日本)
第3部 同時代史に想う(「迷羊」の戦中・戦後―私のなかの「何か」;「司馬遼太郎雑談『昭和』への道」のことなど;顧みて、いま―原点としての八・一五)
著者等紹介
田中彰[タナカアキラ]
1928年、山口県生まれ。東京教育大学文学部大学院日本史学専攻博士課程修了。北海道大学文学部助教授、同教授、札幌学院大学教授を経て、北海道大学文学部名誉教授。日本近代史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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