内容説明
ヴァイオリンという楽器は、神秘的なイメージがある。そのイメージゆえ、我々はいったいどのようにヴァイオリンそのものを判断し、また選べばよいのか、見当がつかないことも起きうるだろう。本書は、ヴァイオリンという楽器を判断し、選ぶための基礎知識が述べられている、類を見ない著作である。
目次
1 本体についての基礎知識
2 バロック・ヴァイオリンからモダン・ヴァイオリンへ―フィッティングの変遷
3 部品の概要
4 ヴァイオリンの音を解析する
5 材質、本体の形、経年変化がもたらす音への影響
6 オールド、モダン、コンテムポラリー(Contemporary、新作)ヴァイオリンの意味
7 ヴァイオリンの系列(スクール、School)―銘器の名前を覚えましょう
8 「ヴァイオリンの見方」の総括
著者等紹介
神田侑晃[カンダユウコウ]
1945年、松本市生まれ。東洋大学大学院工学研究科卒。2歳半より故・鈴木鎮一氏よりヴァイオリンの手ほどきを受ける。1975年、現(株)ミュージックプラザ代表取締役に就任。(株)ミュージックプラザは1940年創業のヴァイオリン専門店。1973年「クレモナの栄光展」を主催し、クレモナ市所蔵のストラディヴァリ「Cremonese」など至高の銘器、銘弓約200点を初めて日本に紹介。以来日本における最も重要なディーラーの一人として世界中のヴァイオリニスト、ディーラー、愛好家に貢献している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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