内容説明
石川啄木は国民詩人であると同時に、現在19の言語に翻訳されている国際詩人です。なぜ世界が受容したのが啄木であり、啄木短歌だったのでしょうか。本書は、日本はもとより、さまざまな国・地域において啄木の翻訳を手がけた人々に、その魅力や翻訳上の問題などを書いていただいた、他に例のない本です。本書によって、世界の側から見えてくる啄木短歌の評価、ひいては日本の短歌の特徴や新たな魅力、詩歌や文学を通じた心の交流の尊さを実感していただければ幸いです。
目次
第1章 アジア圏・東洋圏(中国語圏;韓国語;インドネシア語;インド(ヒンディー語・マラヤーラム語))
第2章 西欧圏(英語圏;ドイツ語圏;ロシア語)
著者等紹介
池田功[イケダイサオ]
1957年、日本・新潟県生まれ。明治大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。韓国・東国大学校招聘特別専任講師、ドイツ・フライブルク大学及びボン大学日本文化研究所客員研究員、韓国・Hanbat大学校客員研究員、インド・デリー大学大学院客員教授を歴任。現在、明治大学政治経済学部教授、同大学院教養デザイン研究科教授。文学博士。国家啄木学会会長。りとむ短歌会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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