内容説明
これらの作品群は、昭和の残り香のする木造一軒家の二階のアトリエに犇めいていた―。居住者亡き後、荷物整理を依頼された廃品回収業者によって発見されるも、その正体は未だ謎のままだ。このエピソードは、誰にも知られずたった一人、黙々と半世紀にわたって描き続け、死後に発見された膨大な作品群によって世に名を成す米国の作家・画家、ヘンリー・ダーカー(1892‐1973)を彷彿させるが、本著の作者は一体何者だったのだろうか。本著の収録作品をじっくり堪能してほしい。共鳴する心があればそれが作者のあなたへの応えになると思う。
目次
解説 アトリエの遺作
作品
ヒロセキネさんがどうしても描きたかった絵
娘の表情
小女
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- 和書
- さよならをするために



