内容説明
本書は、こんにち(後期近代)の社会が、包摂型から排除型の社会へ移行したという認識のもと、排除型社会の構造と文化を分析し、批判し、あるべき社会の諸原則を構想したものである。
目次
第1章 包摂型社会から排除型社会へ
第2章 後期近代における犯罪と不協和音
第3章 カニバリズムと過食症
第4章 他者を本質化する―「悪魔化」と怪物の創造
第5章 不寛容の犯罪学―ゼロ・トレランス政策とアメリカにおける刑務所拡大の試み
第6章 まとまりのある世界とバラバラの世界
第7章 カオスを放置する―軽く接しあう他人たちの秩序
第8章 後期近代―矛盾に満ちた世界
著者等紹介
ヤング,ジョック[ヤング,ジョック][Young,Jock]
1942年、スコットランドで生まれる。現在、ニューヨーク市立大学大学院センター特別教授(Distinguished Professor)、およびイギリスのケント大学社会学教授。犯罪学、社会学の研究者であり、犯罪問題を中心に社会的にも積極的な活動を行なっている
青木秀男[アオキヒデオ]
1943年生。都市社会学研究所所長。ホームレスなど都市下層の社会学的研究
伊藤泰郎[イトウタイロウ]
1967年生。広島国際学院大学現代社会学部教員。都市社会学、エスニシティ研究
岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生。龍谷大学社会学部教員。文学博士。社会学、差別論、民族論、生活史方法論
村澤真保呂[ムラサワマホロ]
1968年生。龍谷大学社会学部社会学科教員。精神分析、社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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