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遠野物語再読

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903122090
  • NDC分類 382.122
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『遠野物語』から百年。
今、新たな物語が動き出す。

あ、ここに小説があった――
三島由紀夫にそう言わしめた『遠野物語』。
ロラン・バルト、ウラジミール・プロップ、そして吉本隆明らを経て、フィクションの世界がひらかれる。

一九八〇年代アメリカ文学の「ミニマリズム」と『遠野物語』とは、多分に近似的である。柳田国男が突き詰めようとした究極の「自然主義小説」が、一九八〇年代のアメリカで花開いた、と言っても決して言い過ぎではない。人を表現に向かわせるものは、時と場所を選ばない。
(あとがきより)

内容:
第1章  はじめに~感じたるままに書くということ
第2章  「遠野物語」の恐怖の臥所
第3章  「笛」は必要だったか?
第4章  母殺しの影で
第5章  「遠野物語」の昔話性
第6章  コントロールする「六部」
第7章  「私」によって語られた「遠野物語」
第8章  偽装された無理心中
第9章  すり替えられた「鳥」の役割
第10章  名指しされた「証人」
第11章  意識される「外部」
第12章  近代へのゆらぎ
第13章  「遠野物語」の小説的技法①
第14章  「遠野物語」の小説的技法②
第15章  おわりに~「昔話」から「現在の事実」へ

内容説明

あ、ここに小説があった―三島由紀夫にそう言わしめた『遠野物語』。ロラン・バルト、ウラジーミル・プロップ、そして吉本隆明らを経て、フィクションの世界がひらかれる。

目次

はじめに~感じたるままに書くということ
『遠野物語』の恐怖の臥所
「笛」は必要だったか?
母殺しの影で
『遠野物語』の昔話性
コントロールする「六部」
「私」によって語られた『遠野物語』
偽装された無理心中
すり替えられた「鳥」の役割
名指しされた“証人”
意識される「外部」
近代へのゆらぎ
『遠野物語』の小説的技法(1)
『遠野物語』の小説的技法(2)
おわりに―「昔話」から「現在の事実」へ

著者等紹介

風丸良彦[カザマルヨシヒコ]
1958年東京都生まれ。上智大学外国語学部卒業。文芸評論家。現在、盛岡大学文学部准教授、東海大学非常勤講師。専門は現代アメリカ文学。著書に『カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった―極小主義者たちの午後』(講談社、1992年。表題作で第33回群像新人文学賞[評論部門]優秀賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ザッハトルテ

0
遠野物語を読もうと思ったが、原書が難しそうだったので、この本をまず読みました。なんとなく雰囲気がわかったので、もう一度遠野物語に挑戦しようと思います。 読んでもないのに「再読」を読んでから、本編を初読みというのはどうなのか???2015/12/05

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