感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
59
トンちゃんの可愛らしさに手を取って読んでみると独特の世界観が広がっていた。最後は食べられるオチが待っているのは想像がついたが、途中の奇抜な展開は予想が付かず、自由な発想があり、とても読み応えがありました。文章の並びも面白く、絵柄も個性的であるので、パンチの効いた作品を読みたい方にはお勧めです。2016/05/03
かおりんご
19
絵本。昭和の初めに作られた本の復刻版。とてもシュール。最後のオチには、ビックリです。2021/09/28
ヒラP@ehon.gohon
17
「日本の絵本100年100人100冊」で紹介されていた、昭和12年の絵本の復刊です。 大正の香りもするようなノスタルジーを感じる絵本です。 このような絵本が当時を代表するのかと、感慨を覚えます。 文字遣い、言葉の流れの自由奔放さ、不思議な世界です。 理屈抜きで100年前の日本を感じる絵本です。2022/06/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
初山滋さんの絵本の復刊(初版 昭和12年)。見返しの「いろは~」には「たべる」が枕詞のようについているところ、とんちゃんの語尾には「ビィー」がついていたり、他の登場人物にも「ニャン」とか「ボリ」などがついていて、音読するとなんだか楽しくなってきます。最後は「とんちゃーん」と切なく?なりました。2023/08/27
mintjam_
6
トンちゃんの食欲が軽やかに暴走する姿が、4コマ漫画風の構成でグラフィカルに描かれた珍しい絵本です。昭和12年出版本の復刊版ですが、検閲印まで再現するという徹底ぶりがさりげなく嬉しい。 http://milkysunday.blog29.fc2.com/blog-entry-2799.html2019/03/31
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- 和書
- 季(toki)の香り