内容説明
2010年頃から本格化したシェール革命によって、米国は自国の地中深くにある原油・天然ガスを利用できるようになり、瞬く間に「エネルギー大国」となった。米国が中東の原油に依存する必要がなくなったことは、世界情報に多大な影響をもたらした。米国産シェールに対抗すべく、サウジアラビアとロシアが手を組んだ「OPECプラス」の設立、米軍のアフガニスタン撤退、ウクライナ危機…。激変の引き金となり要素となった「シェール革命」を成し遂げたのは、しかし、当初“夢想家”と嘲笑されていた、無名の企業家たちだった。彼らは時に破綻寸前になりながら、並外れた執念、豪胆さ、革新力で、前人未踏の事業を成功に導いていく。地政学的変化を引き起こした“偉大なる山師たち”の、波乱万丈のストーリー。
目次
第1部 突破口(ジョージ・ミッチェル、ただ会社存続のために;移民の息子;フラッキング;新技術をいち早く;オイルショックに救われる ほか)
第2部 競争(共同創業者;トム・ウォード、不遇な環境から;オーブリー・マクレンドン、名家の一員;手を組む;株式公開 ほか)
著者等紹介
ザッカーマン,グレゴリー[ザッカーマン,グレゴリー] [Zuckerman,Gregory]
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の特別ライター。ノンフィクション作家。経済・金融ジャーナリストの最高の栄誉とされるジェラルド・ローブ賞を3度受賞。『シェール革命―夢想家と呼ばれた企業家たちはいかにして地政学的変化を引き起こしたか』の原著は、フィナンシャル・タイムズ紙、エコノミスト誌、フォーブス誌の3紙誌によって“年間ベストブック”に選出された。妻と2人の息子とともにニュージャージー州に在住
山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語・フランス語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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