目次
第1章 源平から南北朝へ(中原兼遠―木曽義仲挙兵の立役者;樋口兼光―義仲四天王筆頭の猛将;佐藤継信・忠信兄弟―義経一途に生きた生涯 ほか)
第2章 戦国の世(諏訪頼重―鋭気渙発の若大将に何が?;板垣信方―信玄を育て上田原に憤死;鬼小島弥太郎―一撃にて猛犬を撲殺 ほか)
第3章 江戸の始まりから幕末(薄田兼相(岩見重太郎)―天下無双の豪傑の最期とは
戸田康長―「自ら手柄を言うは見苦しきなり」
山村良勝―快哉!妻籠城の勝ち戦 ほか)
著者等紹介
山崎泰[ヤマザキトオル]
1946年長野県生まれ。松本深志高校卒。國學院大學大学院修士課程(史学)修了。(株)学習研究社(現・学研ホールディングス)編集部勤務を経て、松本第一高校教員となる。テニス部監督、歴史研究会顧問などを務め、2002~2009年校長職。現在、信濃史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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びぜんや
4
2017年おすすめランキングで2位に推した「信州往来もののふ列伝」の続編にあたる、信州に縁のある歴史的人物の列伝。前作よりサイズが大きくなり、図版も増えて(寺社や墓塔ばかりなので辛気臭いですが)ヴォリュームアップしています。もっとも、新聞連載だった前作の方がライトでとっつきやすく、読みやすかった感じはありますね。筆者が京都へ山口へ岩手へと走り、信州が日本史の中にしっかり組み込まれていたことを示すダイナミックな構成は○。武田家臣団や佐藤兄弟など歴史の名脇役にスポットが当てられていて楽しめました。★★★☆☆2020/07/20