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ビジネス著作権法

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  • サイズ A5判/ページ数 547p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902970654
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C3032

出版社内容情報

現在出回っている著作権法の解説書や教科書には、その法理論と実際の著作権ビジネスを機能的に関連させているものがない。また、それらの解説書は、学者が重点を置いて解説している部分と、著作権ビジネスにおいて理解が必要な部分が乖離している。そのため解説書や教科書の内容を理解していても実際の著作権ビジネスにおける実務処理に役立たないのである。特に、ビジネス実務においてもっとも論争となる「著作物性」と「侵害の成否」などの問題などが、抽象論のレベルでの解説しかなされていない。著作権ビジネスに携わる人々の最大の関心事への回答ががないのである。

本書は、著作権ビジネスに関する事件処理の豊富な経験を持っている著者だから出来た、著作権ビジネスの実務処理に必要な部分(特に侵害論=模倣の範囲)にスポットライトをあてた、実務家ならではの体系的な解説がなされている。また、判例をを引用し、具体的な著作物を取り上げてある。

内容説明

著作権ビジネスに携わる人々の“最大の関心事”への回答。類書と異なり、ビジネス実務に関連する部分に解説の重点をおいた。著作権法の構成ではなく、著作権ビジネスの構成に従って解説。判例を引用し、具体的著作物を取り上げた。解説においては、デジタル化、ネットワーク化を意識した。著作権ビジネスの中心的プレーヤーである著作隣接権者にも、著作者と同程度のスポットライトを当てて解説。侵害論(模倣の範囲)は、ビジネス実務の観点からは本来解説の中心となるべき項目であるので、この部分の解説を充実させた。

目次

第1章 著作権ビジネス
第2章 著作物―保護の客体
第3章 著作者の権利
第4章 著作権の帰属主体
第5章 著作物の利用者と利用方法
第6章 著作隣接権―実演家、レコード製作者、放送事業者及び有線放送事業者の権利
第7章 著作権及び著作隣接権の制限
第8章 権利の保護期間
第9章 著作権及び著作隣接権の侵害―保護範囲
第10章 権利の救済

著者等紹介

荒竹純一[アラタケジュンイチ]
昭和55年3月慶應義塾大学法学部卒業。昭和58年10月司法試験合格。昭和61年4月東京弁護士会に登録。さくら共同法律事務所入所。平成3年4月さくら共同法律事務所のパートナーとなる。平成6年7月ニューヨーク市コロンビア大学ロースクール大学院に留学。平成7年5月同大学ロースクールから修士号(LL.M.)を受ける。その後同大学ロースクール大学院に研究生として在籍。平成8年1月ニューヨーク市のSKADDEN,ARPS,SLATE,MEAGHER & FLOM法律事務所入所。平成9年1月帰国、さくら共同事務所にパートナーとして復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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