出版社内容情報
国際的な厳しい経済変動の中で、日本が「モノづくり」の研究開発能力や技術力を支えに、どのような突破口を見いだせるのか。日本が独自性を発揮する研究や生産の現場を技術力の視点からリポートすることにより、日本人の創造力や、よい製品をつくるための類いまれな技術のアレンジメント能力を検証した。産経新聞に連載して賛同を博した同名のタイトルのコラムに加筆してまとめた。
第1章:
人と共生する次世代ロボットは日本が独走している技術。価格の定価や安全性の問題を今後いかにしてクリアして行くか。
第2章:
有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)という新素材では、山形県が産学官が一体となって取組み、国政的センターを目指している全国でも珍しいプロジェクトを紹介。
第3章:
人工衛星やナノテクなど、それぞれ独自の優れた技術力を持つ中小企業の集積する東大阪市の産業パターン。
第4章:
ナノテクノロジー(超微細加工技術)では、カーボン・ナノ・チューブの研究を軸に燃料電池も取り上げた。
第5章:
光産業では、青色発光ダイオード、世界でトップレベルの光ファイバーづくり、トップシェアを誇る太陽電池などの現状と展望を紹介した。
第6章:
重厚長大産業における最新技術では、ハイテンという鉄鋼の新素材やIT化された金型づくりを取り上げている。
日本人に自信と誇りを与えてくれる好著。
内容説明
激烈を極める「技術革新戦線」。日本はどう突破するか。日本のモノづくりの原点を検証する。
目次
第1部 ロボット
第2部 新産業
第3部 中小企業連携
第4部 ナノテクノロジー
第5部 光産業
第6部 重厚長大産業
著者等紹介
坂口至徳[サカグチヨシノリ]
産経新聞論説委員
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