内容説明
20世紀をデザインの世紀にした日本の巨星、田中一光。ヴィジュアル表現の探求、ライフスタイルの基盤、空間作り、エディトリアル、そしてアートとともに。時代と寄り添い、時代を表現してきた偉人の軌跡と功績。
目次
ヴィジュアル表現の発想と展開(文字、タイポグラフィの追求;立ち上がる文様;日本の仕込人)
ライフスタイルの基盤(生活美学;場づくり;ADと社会)
アートとともに(パフォーミングアーツと;墨戯;ミュージアムグラフィック・アート)
継ぐものたち
本とともに(田中一光の本づくり)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rie Hashimoto
1
現在21_21 DESIGN SIGHTで行われている「田中一光とデザインの前後左右」企画展の関連本。グラフィックデザイン界を牽引してきた田中氏の多数の代表作の中から今回の企画展に選ばれた作品を一つ一つ丁寧に、友人・知人等が語るエピソードを交えながら解説されていて楽しめました。とにかく幅広く、大きな仕事も多数されていますが、セゾングループや無印良品のアートディレクション、ロゴのデザイン(NHK受信契約マーク、LOFT、TOPS等)、本の構成(坂東玉三郎写真集、流行通信※タイトルロゴも!)が私には身近かな。2012/11/10