ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902919059
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0093

内容説明

私たちの身の回りにいつもあるのに、何も知らないタブーの世界があった。病死、事故死、自殺、若い死、父母の死、子供の死。残された者の悲しみと喪失感に若い心が揺れ動く。人は誰もが死ぬ。そして、いつ死ぬか分らない。しかし、死があるからこそ命はいとしく、いきいきと輝く。真実を知った若者は「生まれ変わっても、またこの仕事をしたい」と思う…。人の死をあつかうビジネスにこれほど感動と命の輝きがあろうとは…。

目次

第1章 十八歳で“天職”に出会う(破談;なぜ勉強しろって言わないの? ほか)
第2章 遺族の悲しみに寄り添う(初めて遺体と接触;担当を替えてくれ! ほか)
第3章 命の尊厳に触れる(故郷、愛知県一宮に帰る;警察の指定葬儀社 ほか)
第4章 理想の“お見送り”を求めて(セレモニー・ハンター;応援してくれた婦長さん ほか)
第5章 葬儀ビジネスに新しい風を!(天の配剤としか思えない;組織があれば理念などいらない? ほか)

著者等紹介

冨安徳久[トミヤスノリヒサ]
1960年、愛知県宝飯郡一宮の果樹園農家の長男に生まれる。79年、大学の入学式直前、葬儀アルバイトに感動して大学を捨て18歳で葬儀屋業界に入る。81年、父親の病気のため愛知県に帰り、東海地方の大手互助会に転職。葬儀会館の店長に25歳で抜擢される。94年、生活保護者の葬儀を切り捨てる会社の方針に納得できず、同業他社の年俸契約社員となって独立をめざす。97年、(株)ティア設立。1号館「ティア中川」をオープン。適正料金を完全開示するという業界革命を起こす。以降、名古屋を中心に次々と新店舗をオープン。06年、「設立10年で株式上場」計画を1年前倒しで実現。名証セントレックスに上場。中部圏初の葬祭上場企業となる。08年6月現在、直営店・FC店合わせて営業所30店舗、会員数は11万人を超え、日本で一番「ありがとう」と言われる葬儀社をめざしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こよみ

20
葬儀業界の実情について 素敵な仕事だと思う2014/06/19

かわうそ

12
少し前から、葬儀会社に勤める納棺師さんとエンバーマーさんと仲良くなった。二人とも楽しくて好きだし、とても尊敬している。しかし、本書によれば一昔前は何という扱いを受ける業種だったんだろう?大変な時に頼られ必要とされる大事なお仕事なのに、ちょっとショックだった。「気持ちの無い仕事は、ただの作業。」とは複数のバーを経営する後輩の言葉。本書の内容と通ずるものがあり、また、自身の仕事を省みて、考えさせられた。営業のくだりはとても勉強になった。ややくどさもあるが、良書。2018/09/21

やんやん

11
バイトに行った葬儀屋の藤田さんに憧れ 正社員として働いていく冨安さん。そこから自分で葬儀屋の会社をしていく。 じーんとくる台詞があったり 偏見の多さに驚いたり。葬儀のブラックボックスというのは本当だと思う。こういう葬儀屋さんに頼みたいわ。 「人が見ていようが、面倒くさいことでもきちんとやれよ。見ていないからといって、いいかげんにやれば、それは必ずどこかに現れるんだ」2015/12/10

mutante

4
仕事上の守秘義務ってどうなっているのかが気になる。もし自分の知り合いや、友人の葬儀をこの会社が施行したときに「自分の美談」にされて本のネタにされたら、いい気分になれるとは到底思えない。2013/05/09

ゆかり

2
なかなかに興味深くて、1日で読んでしまった。昔は忌み嫌われる職業だったが、現在では普通に受け入れられる職業になっている。それだけ、葬儀がセレモニー化したということなのだろう。2019/07/26

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