目次
第1章 正統派!冷蔵倉庫業者の拠点
第2章 ニッスイ系とマルハニチロ系に着目
第3章 時代にぴったり、低温物流企業のセンターへ
第4章 すごいぞ、ニチレイロジグループ
第5章 実力ある、生鮮・生協・外資等の低温施設
第6章 冷食卸の低温物流拠点をたずねて
第7章 躍進する、KOKUBUのセンター
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
30
仕事の本で、首都圏の冷蔵倉庫案内。専門家じゃないが物流業界の課題が見える。加速する人手不足を設備投資で補い切るのは難しそう。不足するドライバーへの配慮も始まったばかり。行政の介入が上手くいかないと物流が崩壊する。全体には、ITや機械面は効率化されるが、人力の面はサービスを徐々に諦める段階に来ている。世の中は「理不尽に耐える者などたくさん居る」というサディストの腕力に頼ってきた。どの業界でも彼らは退場しつつある。その分個々人が顕在化しないと物事は動かない。かと言ってクレーマー社会もダメだから難しい。2017/12/03
kenitirokikuti
6
水産タイムズ社の発刊する「冷食タイムス」に連載された記事をまとめたもの▲五十嵐冷蔵の設立は1922年。社長の五十嵐康之は長年にわたって東京冷蔵倉庫協会の会長を務める。保管業務が主体だったが、97年から流通型にも事業を広めた▲東京豊海冷蔵は1963年に築地の卸売5社とJF全漁連が株主となり発足。大手ではないが、首都圏での近代的大型倉庫としては古株。08年に冷凍機を前川製作所のニュートン3000に全国初の入れ替え(アンモニア冷媒)。2020年にフロンは全廃のようす。ところで例の前川喜平はこの前川製作所の一族2017/10/08