感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
小澤俊夫さんの他の本と比べて、具体的な例『 ろばの子 / 灰かぶり / 桃太郎 / 白雪姫 / かにのふんどし 』をあげているのでじっくり絵本を見ながら比べることができた。特に『灰かぶり』については、ラストの「それからというもの、~」は現代ではなくても良いのではないか、まま母が罰せられるテクストがないので、「悪いまま母は、きびしく罰せられました。」という言葉をどこかに加える必要がある、に納得しました。付録に『 馬方やまんば / かちかちやま / うり姫 / ラプンツェル 』が掲載。2022/03/21
まあやん
9
何度も先生の講演を聞き、本も読んでるけど、そしてほぼ同じ内容なのだが、何度聞いても何度読んでも良いものは良い。 グリムの「ろばの子」の王さまのことば、「ここにいなさい。おまえは、そんなにも美しい若者だ」美しい姿を見せた時、その子を認めるということ。 「金の鳥」で主人公が何度も何度も失敗をする、きつねはその度凝りもせず付き合ってくれる。失敗してもいいんだよ、のメッセージ。そして、偶然は、どこかで必然になる。回り道や失敗は人生において必然になるんだよ、というメッセージ。 何だかウルウルです。 2019/12/08
のん@絵本童話専門
3
昔話では生きていく上での大事なメッセージが語られていて、特に人が育つ成長のプロセスが示されている。しかし人は大人になると自分が子どもだったときのことは忘れてしまう。昔話を語ることが大事で大人がくみ取るべきメッセージが沢山ある。この話からこんなことが読み取れるのか!と驚きます、知的好奇心、充足感に満たされます~。昔話への愛着がむくむくと湧いてくるのを感じます。学んでいるのは昔話のはずなのに、育児における大事な教訓が沢山含まれています。読みやすいです!『昔話が語る子どもの姿』と一緒に読むと○!2021/03/10
momo
3
講演会の内容が丁寧にかかれている本だった。シンデレラや白雪姫、そしてロバの子など実際に全文が載っていてそこを読むだけでも面白かった。昔話への愛に溢れた本。2017/08/11
もこもこ
2
ただ今語りの勉強中2019/01/06
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- 和書
- 池坊四季のいけ花 〈冬〉