感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まあやん
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「子どもと昔話」の下河辺牧子さんの名前で書かれていたエッセイ「子どもたちのいるところ」を中心にまとめたもの。感覚的にすごくぴったりくる。子どもたちへの温かいまなざしがありながら、きっぱりした物言いにほれぼれする。2013/09/22
kodomiru
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自分の気持ちや行いも正直な思いで綴られている。言葉の織りなし方が優しくて、読んでいておおらかな気持ちになり、子育てって楽しいことだよねと気づかせてくれるので、若い方に、もしくは、子どもの行動や不登校で悩んでいる方にも読んでほしいと思う一冊です。というのも、そういうこともふれているからですが。不登校を何年も続けたという経験は子どもにないですが、あるとき1週間行かないと休んだ時に、別の絵本がきっかけで、無理して行かなくても元気ならいいと覚悟を決めたことがあります。響く言葉がたくさんあります。ぜひ読んでください2014/07/07
かおるこ
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こんなにおおらかな子育てなら私もしてみたい。と、言うか神経質になってるお母さんだけでなく、昨今電車の中のベビーカーや車椅子に目くじらたてて本気でイライラしてる現代人全員が読んだらいいのにね。2014/05/28
神楽坂中の湯
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子どもについて書かれた本というのはあまり読まないので新鮮だったせいもあるが、1章の著者の子どもについて書かれた部分が特に面白かった。「Jちゃん、K!」とか、「どんどん」とか「おれのメーフ」とか・・・。それぞれの子どもが育っていく間の印象深い出来事がほほえましく、楽しい文章になっていて、もっとこんなエピソードをたくさん読みたいなと思った。ところで、クリーニングを家でする子どもって現在、いるのでしょうか・・・?2013/10/06
nahema(ナエマ)
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子育てに関して神経質にならないタイプだし、根からの子ども好きでもない私は(啓発本や指南書も寧ろ嫌い)、著者が別の人であればおそらくこの本とも出逢っていないが、読み物として面白く、さらっと読んでしまった。地域や人と人との絆が見直される昨今ではあるのだけど、それさえも消費社会の一トレンドなのかと思うこともある。子どもは、多数の人々とのかかわり(誰かの言葉を借りるなら「無数の手」とも言える)の中で育っていく、と説かれてある。小さな子が騒ぐと、ついその保護者だけを無言で責めてしまう自分を反省。2012/05/19