日本仏教文化史入門

日本仏教文化史入門

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784902854961
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0015

内容説明

確かな実証、面白い話題、とらわれない立場からの批評。「日本文化と仏教の関係を論ずることは、即ち日本文化史の総てを論ずることになる」という立場の著者による日本仏教文化史の概観。実証主義仏教史の金字塔『日本仏教史』全十巻の要約版。

目次

聖徳太子の出世
奈良時代
思想界ならびに学問芸術界に及ぼせる影響
奈良時代前後・平安時代初期に至る地方文化の発達と仏教
平安時代仏教の日本化
平安時代の日常生活と仏教との融合
平安時代仏教の形式化
鎌倉時代仏教の復興
仏教と社会事業
鎌倉時代平民文化と仏教〔ほか〕

著者等紹介

辻善之助[ツジゼンノスケ]
1877年生、1955年歿。歴史学者。実証的な日本仏教史を確立。1899年東京帝国大学文科大学国史科卒業、同年同大学院進学。1902年東京帝国大学文科大学史料編纂掛入所(1929年史料編纂所初代所長)。1911年東京帝国大学助教授、1923年教授、1938年停年退官。1932年帝国学士院会員。1952年文化勲章受章。日本仏教史研究において、政治・社会・文化の総合的観点と堅固な実証主義的方法により、それまでの教団史的水準を克服した画期的業績を遺す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

14
著者は帝大の国史学を牽引した学者。学問が学問たらんとする以上、それは実証主義的にならざるを得ず、専門たる仏教史の大著述も歴史上の天皇の事跡を詳らかにするや屡々政治的紛擾に見舞われた。本書は戦後になって屡々頓挫した『日本仏教史』 全十巻を簡略に纏めたものである。仏教の文化史と言うよりに日本文化史における仏教関与史の趣がある。仏教は導入初期に国家形成の利器として機能したが、次第に形式化、鎌倉期の新仏教成立とその室町期での発展、更には人材を欠いた江戸中後期衰亡する迄が、中央と地方民衆の動きを含め簡明に纏められる2023/04/25

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