偶然と驚きの哲学―九鬼哲学入門文選 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784902854930
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

内容説明

『「いき」の構造』の九鬼周造における哲学的主題「偶然性」。主著『偶然性の問題』以降の偶然と驚きをめぐる諸論考が、九鬼晩年の到達点「偶然と驚きの哲学」という場所を示す。それぞれが独立した一篇として読める入門短篇集の増補新版。

目次

偶然と運命
偶然の諸相
驚きの情と偶然性
偶然性
偶然化の論理
哲学私見
人間学とは何か

著者等紹介

九鬼周造[クキシュウゾウ]
1888(明治21)年~1941(昭和16)年。哲学者。東京生まれ。男爵九鬼隆一の子。東京帝国大学哲学科、同大学院を経て、1921(大正10)年から1928(昭和3)年、ドイツ、フランス留学。ドイツではリッケルト、フッサール、ハイデガーに学び、フランスではベルクソン、サルトルに交わる。帰国して、京都帝国大学講師就任。のち助教授、教授。ドイツ、フランスをはじめとする西欧の哲学・文学について当時一流の理解を持ち、日本へのハイデガー実存哲学紹介の先駆者となる。また、文学的センスを生かし、日本の伝統文化、詩的言語についての優れた考察を遺す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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九鬼哲学の偶然性について、本人が書いたり講演したものを取り上げてまとめてある。同じようなことを何度も繰り返してくれるので、最初はピンとこなかったことも最後にはうすらぼんやりとわかるようになっているのはありがたい。偶然性の問題は歯ごたえがありすぎるので、そういう意味でも架け橋的な立ち位置になっているのでは。2019/10/06

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