内容説明
「かかり」とは何か。宣長の真価を読み破った、近代日本語学に屹立する不滅の巨人。
目次
語と文
一つの語
単語の種類別け
用言の種類別け
用言の活用と複語尾
助詞の種類別け
「は」と係助詞
語の位格
語の運用の研究と句の研究
文の本質〔ほか〕
著者等紹介
山田孝雄[ヤマダヨシオ]
1875年生、1958年歿。国語・国文学者。富山市生れ。東北大学教授。「山田文法」として著名な文法学にとどまらず、広く国語学と国文学に関する膨大な著作を遺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masasamm
0
山田文法の要点を本人がまとめた本。かつて書かれたものをそのまま枠の中に収録し、枠外に今日の学者が見出し的な解説を加えている。わかりやすくまとめられた本であるが、私忙しさのあまりに読む間隔が開きすぎて、時間をかけすぎてしまったがために、全体像がわからないままで読み終えてしまった。時間があるときにもう一度読み直す必要がある。日本語文法の根本を考えるためには、必読の本であろう。2022/11/12
ciel
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私が小学生のときに学びたかった文法でした。今までの私は、日本語は未発達な言語だと考えていましたので、日本語を用いて人と言葉を交わすことは、ある程度、無意味なものとみなしていました。ですが、こちらの本を読んで、日本語文法をもう一度学び直して他者と言葉を交わすことを楽しみたいと考えなおすことができました。言葉を交わすことが有意義だと思えてくる素敵な本だと思います。日本語の認識を根本からかえてくれるので、最初はとっつきにくいかもしれませんが、是非多くの方に読んでいただきたい本です。2021/06/27
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