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目次
日本文化の問題 講演版
日本文化の問題
国体
国家理由の問題
著者等紹介
西田幾多郎[ニシダキタロウ]
明治3(1870)年生まれ。明治27(1894)年帝国大学文科大学哲学科選科修了。明治44(1911)年『善の研究』出版(弘道館)。大正2(1913)年京都帝国大学文科大学教授となる(宗教学担当)。文学博士の学位を受ける。大正3(1914)年京都帝国大学文科大学哲学担当教授となる。昭和3(1928)年京都帝国大学停年退職。昭和4(1929)年京都帝国大学名誉教授となる。昭和20(1945)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
「西田はどう「間違っている」か?」と問う本書は「日本文化の問題 講演版」「日本文化の問題」「国体」「国家理由の問題」を収録する。著者の国家論と天皇論は戦後批判された。確かに国家を道徳と民族に繋げる近代西洋国家観に対し、天皇を政治から分離する著者の姿勢は戦後象徴天皇制を想起させる一方、権力を付与する側に天皇を位置付ける点で異なる。天皇制を内在即超越なる自らの宗教論に重ねる著者の姿勢からは、絶対的他者と共に相対的他者(宗教に関わる女性、子供、動植物等)を排した成人男性中心の「民族」概念の再検討の余地も見える。2025/01/18
denken
0
鮮やかな表紙に惹かれて手に取ったものの,なかなかに難しい言葉ばっかり使ってくれてるじゃないの。重要語が何度も出てくるので,そこさえ押さえれば,どうにか解きほぐせそうな気もするけど,今のところ消化不良。哲学辞書片手に読めばいいのか?日本の文化は音楽的なので,西洋や中国の文化と衝突することがない,日本は東と西の架け橋となって世界を包括する文化を創造すべしっ,てな感じなのかな。些細なことだけど,これが記述された頃,明治の人を蔑む風潮があったなんて驚きだ。2009/10/20
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