内容説明
世界の最新研究成果を踏まえ、誤ったレコンキスタ像を修正。宗教対立ではなく社会経済的要因による領土拡大という真相。大航海時代に始まる西欧拡張の500年へと向かう、「西欧世界・イスラーム世界境界画定」の500年史。
目次
第1部 レコンキスタの進展(イスラームの征服(八世紀)
キリスト教諸国の誕生と南進(八~十世紀)
キリスト教国攻勢の開始(十一世紀)
北アフリカのイスラーム政権からの介入(一〇八六~一二一二年)
大レコンキスタ(一二一二~一二五二年))
第2部 レコンキスタとは何か(レコンキスタの理念;レコンキスタの多面性)
著者等紹介
芝修身[シバオサミ]
1939年、神戸市生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒業。会社員を経て、1969年~74年、マドリード・コンプルテンセ大学留学。元南山大学外国語学部教授。スペイン農業経済史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maqiso
1
イスラム系の帝国は半島を支配し都市的な文化を築いたが、封建的なキリスト教系の諸国がお互いに争いながらも少しずつ領土を広げた。西ヨーロッパや北アフリカに比べてイスラムとキリスト教が非常に融和的で、戦闘も領土や財貨が主な目的だったというのが面白い。ポルトガルの話が少ない気はするが、歴史的な流れと全体的な様子が両方とも分かる。2019/08/03
hime.
0
とあるグループのマキシシングルのテーマがレコンキスタだったので、どういうものか読んでみた。ほんとにざっくり、大雑把に、歴史の流れを把握できた感じかな。なんといっても、カタカナの地名、人名についていくのがやっと。他にもレコンキスタをテーマにした本があったら読んでみたい。2013/09/15
moc7
0
読書メモを書きました。 http://blog.livedoor.jp/moc7/archives/51311016.html2009/11/09