内容説明
会社をかばって塀の中に転落した銀行マンが絶望の果てに浮かべた笑みが、卑怯で小狡い“勝ち組”をおののかせる…刑務所小説と企業人小説と家族小説の革新的融合。第24回日本冒険小説協会大賞受賞後第1作。
著者等紹介
西村健[ニシムラケン]
1965年福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省に入省の後、フリーに。1996年、『ビンゴ』(講談社文庫)で作家デビュー。2900枚の大作『劫火』(講談社ノベルス)で第24回日本冒険小説協会大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
48.2゜F
0
なんでこれこんなに読んでる人少ないんだ、、、しかし奥さんを許すの早過ぎないですかね。そして娘がぐう聖。2015/09/06
saya
0
人は、本当に悲しい時には、笑うんだというフレーズが印象に残りました。 どんなに辛いことがあっても、人って生きる力があるんだなと思いました。2013/05/17
みんみん
0
結末が出るまでにかなりのページ数があったけれど、飽きずに読めたのがよかった。最後、奥さんと簡単にヨリが戻ったのは少し面白くなかったけど芳賀さんのそれまでの境遇を考えるとこれくらいの幸せがあってよかったのかな、とも思う(笑)長編だけどほんとうに最後まで楽しめた。2012/09/30
RISE
0
☆☆ 2010/10/08
オオイ
0
話しより、刑務所の行事・作法の説明が中心。2010/08/19