出版社内容情報
法規制で事業化が不可能な事業を特別に行うことが可能になる地域である構造改革特区。その教育分野の「教育特区」にある学校を紹介
株式会社が学校をつくる――。今までには考えられなかったことが、現実となりました。これらの学校は、全国各地の「教育特区」と呼ばれる、特定の行政地域に誕生しています。教育特区とは、構造改革特別区域法に基づいて、教育の分野において規制が大幅に緩和された地域のこと。そこでは、自由でユニークな発想の教育方針を掲げ、実践する株式会社立ならではの学校づくりが可能となっているのです。
この特区制度により、学校の設立を認められた株式会社を「学校設置会社」といいます。この会社よる学校は、2004年度に初めて誕生して以来、新しいタイプの学校として浸透してきました。入学する生徒や学生はもちろん、地域社会にも貢献できる、これまでにない役割を持った学校として注目度を増してきています。
本書は、これらの学校への進学を検討する受験希望者やその保護者、また教育関係者、中学高校教員などを主な対象に、在籍生の声をはじめ、学校の概要を紹介することで、その学校の魅力を広く内外に伝える案内書になっています。
【著者紹介】
学校設置会社が、会員相互の協力によって、次世代を担う人材を育成するための学校教育、研究および学校経営の在り方を探求かつ実践し、学校設置会社全般の発展を図り、もって地域社会・地域事業の活性化及び我が国の国際競争力の維持・向上に寄与することを目的とするために創設された団体
目次
師弟対談 環境が用意できれば自然と化学反応が起きてくる
新しいタイプの学校づくりの軌跡
「廃校のある地域の活性化と生徒の変容」
実践報告 『不登校を乗り越えて』―不登校の現状と高校卒業後の状況を考える
「特区学校の役割と今後の課題を考える」
解説編
学校紹介