内容説明
企業法務のゴール、それは…(1)紛争を予防し、裁判に確実に勝つこと(2)会社の債権は、確実に回収すること(3)コンプライアンスを実現して、永続した企業経営をすること、これを達成するために、「今日、何をすべきか」、それを考えてください!最強の会社の作り方。
目次
第1部 裁判に勝ち、確実に回収するための企業調査の方法
第2部 裁判に勝つ!契約書の作り方証拠の残し方!
第3部 人的・物的担保を設定して完全回収を目指せ!
第4部 トラブルを事前に察知して損害を最小限に食い止めよ!
第5部 トラブル発生!適時に的確な債権回収をせよ!
第6部 民事保全手続により迅速・確実に債権回収せよ!
第7部 法務担当者は自分で民事訴訟・民事調停をやってみよ!
第8部 強制執行・担保権を実行して完全回収を目指せ!
第9部 法務担当者は関係諸法のアウトラインを掴んでエースを狙え!
第10部 真のコンプライアンスの実現と内部統制の機能化とは何かを理解せよ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pb_lack
3
「裁判での勝利→執行」を念頭に置いた法務部門の実践書。この手の書籍としては要件事実論に触れているのはけっこう珍しいんじゃないかな。裁判をメインにおいているので、契約書関連の記述も要件事実を踏まえたもので、「書くべきこと」の理解が進みそう。裁判に勝ったその後の執行や担保のところも、手続きを概観するのにまとまりがいい。まっさらの人よりも、多少法務系の知識のある人向け。2014/08/31
丸太
1
法務初心者の僕でも、営業経験を思い出しながら読めば理解出来る、大変に解り易い書き方です。多分、噂通りの実践的な良書。2015/05/28
ただの人間
0
ところどころ勢い重視で書かれているという印象も受けたが、契約や紛争の流れの中での留意点が示されていたのは勉強になった。 実際には本書で書かれていることを全て実践できている企業の方がむしろ稀だろうから、弁護士のアドバイス、対応の仕方としても参考になると思った。2018/05/06