なぜ、日本の知財は儲からない―パテント強国アメリカ秘密の知財戦略

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902625813
  • NDC分類 507.2
  • Cコード C0032

内容説明

日本にも浸透してきた「知財」という言葉だが、どれだけの効力を持っているか考えたことがあるだろうか?現代の知財の基礎となる制度はいつ、どこで始まったのであろうか?本書では、知財に関する最古の歴史、発明家や国家政策への知財の関わりを紐解きながら、激烈なパテント市場で日本が選択すべき戦略を詳述している。知財先進国の米国的な戦略を身に付け、21世紀を生き残るための必読の書。

目次

序章 プロローグある米国企業の場合
第1章 知財の本質を探る
第2章 世界を動かした特許の歴史を辿る
第3章 米国特許法の変遷
第4章 日本の知財制度を振り返る
第5章 経済の価値基準をハードからソフトに転換させた米国新国家戦略
第6章 米国に生まれた新しい知財ビジネスの実態
第7章 日本の知財活動:過去から現在
第8章 知財を活かすための日本の課題
第9章 理想の知財戦略
終章 エピローグ ある日本企業の場合

著者等紹介

ヘンリー幸田[ヘンリーコウダ]
米国弁護士。学習院大学理学部化学科、明治大学法学部卒業。ペッパーダイン大学ロースクール特別課程修了。1972‐1977年スペンスリー・ホーン法律事務所(ロサンゼルス)。1977‐2007年コーダ・アンドローラ特許法律事務所(所長)。2007‐2010年クイン・エマニュエル法律事務所(パートナー)。2010年‐現在、DLA PIPER法律事務所(シニア・カウンセル)。2005年‐現在、創価大学ロースクール教授。2009年‐現在、知財立国研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くりりんワイン漬け

2
米国著作権逐条解説で大変お世話になっているヘンリー幸田氏の本。読み物として本当に面白いので是非!一読を。2014/03/19

Tyu

1
知財の生まれた意義から始まり、最新の知財ビジネスまで、知財史のような内容であった。特に知財ビジネスの進歩は米国らしいと感じた。知財を強化する米国では、特許はもはや商品となっており、訴訟では数百億円と莫大な金を生む。しかし特許ビジネスが進歩する中で日本は全く別路線をいく。儲からない国日本。取引金額は米国と25-100倍の開きがあるらしい。しかし、逆に私は考えてみた。これは国内企業を護るための防衛的戦略ではないかと。日本を特許ビジネスに巻き込ませないための儲からない日本なのではないだうか。考えすぎか。2015/10/24

けつ

0
後半にタイトル通りの内容が出てきたがそちらより前半の特許に関する歴史的経緯の解説の方が面白かった。2015/01/25

いざり

0
歴史的な説明が上手く、明快。この本を手に取った時の疑問と内容はズレていたが、面白かった。2015/01/06

だいきとかずき

0
知財の歴史と現代における知財戦略の重要性が理解できた。名著であると思います。2014/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7772257
  • ご注意事項

最近チェックした商品