内容説明
日本と西洋の妖怪伝説を比べてみると、異なる言語や習俗を越えた、赤裸々な人情を古い伝説を通して感じ取ることができる。外国と日本の伝説を比較する新たな試み。
目次
擬人妖怪編(日本の童子妖怪;西洋の童子妖怪;日本の河童;西洋の河童;日本の山姥;西洋の山姥;天狗と魔女)
動物妖怪編(日本の動物妖怪;日本の異獣・怪奇動物;西洋の動物妖怪)
著者等紹介
角田義治[ツノダヨシハル]
1911年神奈川県に生る。日本大学文学部哲学課程卒業。元東京都立高等学校教諭。日本民俗学会会員。日本エッセイスト、クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BULL
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各国のマイナーな伝承を扱っているのは良いが少々比較や共通点の見出し方が安易過ぎるような。2014/05/04
ハイツ黒猫
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小人は、なぜおじいさんなのか? 座敷童は、なぜ女の子なのか? その発生を諸国の人々の思想から読み解く。 それにしても、なんとまぁ日本の河童の多き事よ。 河童だらけ。 2013/07/01
アンブレラ☆
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日本では、断トツ河童が多い。西洋では水の精とゆうところか。生き霊であったり死霊であったり。小さい黒猫に化けた悪魔が鍵穴から寝室に侵入する絵。ボヘミア地方の伝説集からだが、悪魔とゆうより生き霊でしょう。気をつけましょう。山神に供える狗賓餅(ぐひんもち)は長野県などの郷土食とゆわれている御幣餅のこと。普通の家でこれを作ると天狗が集まってくるとか。 2012/04/07