感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
21
新着棚にずっとあった(汗) 好みの絵では正直ないので(ごめんなさい)何度かスルーしたのだが、無言館の窪島さんなので、やっぱり読んでおこうと手に取った。日本が中国に攻めいっていた頃、画家をめざしていた中国の画学生と日本の画学生の間に生まれた、友情の物語。好きなことが同じだと、敵対する立場にあっても、心が通じ合うのだね。童謡「夕焼け小焼け」を日本人が、故郷を懐かしんで歌うのを、中国の人たちは軍歌だと思って震えていた、というのは衝撃的。二度と戦争をしていはいけないという強い思いが込められた絵本。2025/08/13
Cinejazz
12
これは、21世紀に入って間もない200×年に、本当にあった絵具箱も物語です。〝日本が中国大陸に侵攻していた頃、画家を目指していた中国の画学生と日本の画学生の間に生まれた、ひとつの友情の物語…。その日の東京は、朝から大雪となり、学校は休校になりました。中学一年生のサキが一人でお留守番をしていると、「中国石家荘市 張景文」と書かれた不思議な小包が届きました。宛先は「日本国 東京××市 山本ヨシオ様」 ヨシオはサキのお父さんです。その晩お父さんお母さんが帰ってきて、小包を開けると、中から古びた一個の絵具箱と↓2025/08/08
たくさん
3
戦争を好んでする人なんていない。戦争がだめっていうのも、戦争をしている人だってだれも望んではいない。そういう視点がなくて戦争をする人は戦争が好きな人だという論で書かれた戦争反対の本は多い。人と人とは分かり合える。それはそうだ。だけれど、対話を目的でなく話を聞かないで決めつける、相手が悪い。というようにならないことが大事だなと思います。道具を返したいのよりも思い出を伝えたいと送られてきたものなのでしょうね。2025/06/27
-
- 和書
- ゲーム理論入門 日経文庫