内容説明
野生のきのこに出会ってから20年余り。ずっときのこの絵を描き続けてきた画家が贈る、きのこの魅力がいっぱいつまった絵本。
著者等紹介
小林路子[コバヤシミチコ]
東京に生まれる。1978年~1986年まで自由美術協会会員。2000年からイギリスの王立キュー植物園にきのこの絵を寄贈している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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帽子を編みます
61
きのこ画の第一人者とのことで、さっそく借りてきました。児童書の理科のコーナー、見逃してました。美しく精緻な絵、きのこの特徴がわかるように描かれています。生えている場所がわかるように枯れ葉やコケなどもあります。動物がフェアリーリングの中で踊っていたりするのもかわいらしい。索引にきのこのペン画があるのもいいです。調べ学習というよりは、きのこの不思議を愉しむための絵本でしょう。お気に入りのきのこを見つけ、その造形をヒントにしたりも出来そうです。大人にも十分耐えます。いや、欲しくなります。いい本に出会えました。2021/07/24
paf ❤︎
31
きのこ画家小林さんの、きのこアートブック。色鮮やかで繊細なタッチの、あんなきのここんなきのこ。いつまでも眺めていたい。でも眺めていると·····うむむ·····なんだか意志を持ってるみたい。ところどころに、チマチマと小動物が散りばめられているのがかわいい。あ、絵本だったっけ。2020/09/30
gtn
27
「毒きのこ」や「食用にむかないきのこ」はわかる。「食毒不明なきのこ」とはなんだ。人類が菌類の研究に、これだけ時を費やしても、まだ何だかわからない茸があるのか。2020/11/28
花林糖
22
絵本というよりも絵本図鑑。脇役の動物達は他の本同様にとても可愛い。きのこはどこか気持ち悪さを感じるけど、、、それがいい!巻末の索引にも其々きのこのイラストがあるのも◎。小林さんの描くきのこは見る側に中毒性があります。2016/12/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
森に生えているきのこ。美しいきのこは毒きのこ、なんて信じちゃダメですね!しいたけそっくりの毒キノコもあるんですって!素人は手を出しちゃいけない世界、でも見るだけなら…と真剣に読んでしまいました。2020/01/30