感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のら
2
武田信玄は三方ヶ原の戦いにおいて家康に大勝した後、病死したことが知られている。本書は信玄が死ぬ直前に医法を用いて仮死状態に入り、上杉家に預けられて11年後に目覚め、家康と対峙する…という物語。着想は面白かったものの、その着想を上回るものは無かったという印象。何せ話が長い。著者初めての歴史小説と言うことで力が入ったのか、横に話が広がってしまい、肝心の縦軸の物語の印象が薄れてしまった。結果的に750頁近くの大著となったが、せっかくの着想を活かす場面も少なく、勿体ない作品という印象に落ち着いてしまった。2024/09/15
ちゃんどら
1
武田信玄が11年の眠りについて目覚めるっていう設定に興味を持ち手に取りました。信玄がどの様に歴史の表舞台に出てくるのかと期待していましたが…まぁそりゃそうですよね、いかに信玄といえども領地も土地も無くなってたら仕方ないか…。2024/10/31