指定管理者制度―「改正」地方自治法２４４条の概要と問題点

東京自治問題研究所【編】

東京自治問題研究所（2004/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 63p／高さ 21cm
• 商品コード 9784902483000
• NDC分類 318
• Cコード C0031

目次

情勢を読む（社会と自治体を覆い尽くす「構造改革」；地方自治法２４４条の歴史的変遷；公共財産；ＮＰＯ）
概要とＱ＆Ａ（指定管理者制度の概要；なぜ指定管理者制度が導入されたのですか；公の施設とはどのような施設でしょうか；管理委託制度と指定管理者制度の違いはどこにありますか；指定管理者制度の導入はこれまでの民間委託とどう違うのでしょうか；今後どうなるのですか（経過措置について）
公の施設は今後どうなる（保育所；図書館；公共スポーツ施設）
どうしたら、この攻撃をはね返せるのでしょうか）
資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりこ]

2003年6月の地方自治法改正により指定管理者制度が導入された直後、2004年1月発行。企業利益優先の民間企業参入により、利用者の利益が蔑ろにされるであろうという危機感満載。本書が書かれた時点では、図書館は民間委託に成功していない。〈無料の原則に基づく図書館サービスは「民」では行われてこなかったため、図書館運営・経営、能力は「民」には蓄積されていないことが破綻の原因〉とある。現在(2015年)に至るまでの10年間の動きと、法改正ビフォーアフターを知りたい。

2015/01/11