内容説明
「噛むこと」。それは心身の健康を保ち、命をつなぐための重要な習慣です。とくに最近は、「噛むチカラ」が脳機能に大きな影響をおよぼすことが科学的に解明され、記憶力や認知力を向上させる有効な手段だと考えられています。さらに「噛むチカラ」は、「脳を守る」だけでなく「肥満を防ぐ」「ストレスを解消する」ことにもつながります。本書は「噛むチカラ」とストレスとのかかわりを、わかりやすくまとめた3部シリーズの三作目です。
目次
1章 ストレス社会で増加する歯ぎしり
2章 知っておきたいストレスの正体
3章 ストレスに負けない“こころ”をつくる
4章 動物実験でわかったチューイング効果
5章 チューイングはストレスによる記憶力の低下を防ぐ
6章 チューイングでストレスが消える
7章 噛むチカラでストレスとがんに勝つ!
著者等紹介
小野塚實[オノズカミノル]
神奈川歯科大学教授。「咀嚼と脳の研究所」所長。専門は脳神経科学、老年学。医学博士、理学博士。1946年新潟県生まれ。72年東邦大学卒業後、神奈川歯科大学に勤務。82年米国ワシントン大学医学部に留学し、てんかんの研究に従事。86年岐阜大学医学部に移り、認知症予防の神経科学的研究を行い、89年には記憶研究の国際プロジェクトに参画するために再びワシントン大学に招聘された。岐阜大学大学院医学研究科助教授を経て、2003年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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