内容説明
「『知識の構造化』を本や論文に書こうとすると、どうしても厳密性にとらわれるから、回りくどくなる。講演やインタビューでは、具体例で話すことが多いからか、ご理解いただけるようである。しかしながら、講演で話せる機会も限られており、ここに本書を上梓するしだいである」。
目次
第1章 日本は課題先進国である(途上国意識から脱しよう;二十一世紀の重要課題が集中する日本;独創性こそが国際化の源流)
第2章 知識の全体像を俯瞰する(二十世紀は膨張の世紀である;知識の全体像を見た;循環型社会を俯瞰する;課題の解決には知識が必要である)
第3章 知識の構造化のすすめ(問題の構造を理解する;知識を構造化したい;解としての知識の構造化とは;知識の構造化を人文社会系から見る)
第4章 社会イノベーションを目指す(安全安心な社会をつくる;ものづくり技術のポテンシャルは高い;知のめぐりと血のめぐり)
第5章 そして、課題解決先進国になる(二十一世紀地球の未来像を考える;日本の未来のロードマップを作る;フロントランナーでいこう)
著者等紹介
小宮山宏[コミヤマヒロシ]
東京大学総長。1944年栃木県生まれ。1967年東京大学工学部化学工学科卒業。1973~74年カリフォルニア大学(デービス校)のフェロー。1988年東京大学教授、2000年同大学大学院工学系研究科長・工学部長、2003年同大学副学長、2005年以来現職。専門は、知識の構造化、化学システム工学、地球環境工学。総長就任以来、「東京大学アクションプラン」を公表して改革を進め、現代のリベラルアーツの構築、学術統合化を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ある晴れた朝に
きをふし