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知識の構造化・講演

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902444629
  • NDC分類 002
  • Cコード C0030

内容説明

「『知識の構造化』を本や論文に書こうとすると、どうしても厳密性にとらわれるから、回りくどくなる。講演やインタビューでは、具体例で話すことが多いからか、ご理解いただけるようである。しかしながら、講演で話せる機会も限られており、ここに本書を上梓するしだいである」。

目次

第1章 日本は課題先進国である(途上国意識から脱しよう;二十一世紀の重要課題が集中する日本;独創性こそが国際化の源流)
第2章 知識の全体像を俯瞰する(二十世紀は膨張の世紀である;知識の全体像を見た;循環型社会を俯瞰する;課題の解決には知識が必要である)
第3章 知識の構造化のすすめ(問題の構造を理解する;知識を構造化したい;解としての知識の構造化とは;知識の構造化を人文社会系から見る)
第4章 社会イノベーションを目指す(安全安心な社会をつくる;ものづくり技術のポテンシャルは高い;知のめぐりと血のめぐり)
第5章 そして、課題解決先進国になる(二十一世紀地球の未来像を考える;日本の未来のロードマップを作る;フロントランナーでいこう)

著者等紹介

小宮山宏[コミヤマヒロシ]
東京大学総長。1944年栃木県生まれ。1967年東京大学工学部化学工学科卒業。1973~74年カリフォルニア大学(デービス校)のフェロー。1988年東京大学教授、2000年同大学大学院工学系研究科長・工学部長、2003年同大学副学長、2005年以来現職。専門は、知識の構造化、化学システム工学、地球環境工学。総長就任以来、「東京大学アクションプラン」を公表して改革を進め、現代のリベラルアーツの構築、学術統合化を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ある晴れた朝に

1
持続可能な社会を続ける為に、主にエネルギー問題の観点から、地球規模で取り組むべき課題を取りあげる。知識の構造化が必要なワケ、それを実現する為に東京大学が行っていることを概観。 随所に著者の知に対する貪欲な姿勢を感じる。2019/11/23

きをふし

1
細分化した学問を統合するための知識の構造化についてのアイデアを語った本。細分化の弊害として、「論文が読めない」という卑近な体験談に共感した。工学者ならではのパワフルな楽観を感じた。課題先進国である日本が「なぜ一番でなければならないか」という問いへの答えを示している。この本、図がないのが残念。2013/08/18

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