内容説明
東日本大震災による原発事故から流浪の人となりやがて仮設暮らし。2016年7月小高区避難指示解除になると東白川郡に終の棲家を求めた著者。しかしそこでの孤独な日々、そして病が。
目次
八年目の春
あの時 もしも
おぼろげながら
一、〇〇〇ベクレル
シェアハウス始末記
泣けばいいさ 笑えばいいさ
ノートパソコンを買いました
手がそぞらしねぇ!
セレモニー
片道切符
敗北宣言
鶴を折っています
あなたへの手紙
思い出
銀杏―夢の中より
鉢植の花
オカリナ
遠い日
三匹の子ぶた
オリンピック
ありがとうしか言えない
著者等紹介
藤島昌治[フジシママサハル]
1946年満州に生まれる。1992年、地域の大人と子どもの体験の場「きまぐれ大学」(任意団体)学長。2011年3月11日、東日本大震災による原発事故で新潟三条市に避難。同年10月末、南相馬市鹿島区仮設住宅入居、自治会長となる。以後仮設住宅で全国のボランティアに支えられ数々の催しを行う。2016年7月12日小高区避難指示解除。ほぼ同時期に福島県東白川郡塙町に移り住む。2019年7月発病(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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