内容説明
華麗なる企業創業家一族の繁栄と自壊を通して、明治から平成に渡る日本人の変容を描く深甚な人間ドラマ。拝金主義という“悪魔”VS高貴なる“精神”の凄絶な相剋。
著者等紹介
藤城憂梨[フジキユリ]
1956年生まれ。東京都出身。大学卒業後、結婚。子育ての傍ら執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sety18
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「華麗なる一族」、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」(続編が「血戦」)と似たジャンルですね。 ただこれらの作品と違うのは、複雑な関係(例えば、この子の実の父親は?)的ストーリーではないという事。複雑な人間関係がストーリーの中心ではなく、先祖、そしてその子孫がやってきた「業」とか「悪徳」が原因となり、築きあげた事業(一族)が崩壊してしまうという内容。 因果応報がテーマです。 決して犯罪に手を染める話でもなく、目に見えない「悪魔」に一族が翻弄される。 目に見えないモノに翻弄されるので、気持ちが悪い内容2013/03/05




