内容説明
世界中の人びとに愛読されている文学作品の中から、「保育に生かすすてきな言葉」を拾いあげてみました。「いごこちがいい」「太陽を仰ぐ」「青空の幸福」「遊びにふける」「美しい糸」「子どもっぽさ」「美を呼吸する」などなど、すてきな言葉ばかりです。幼児保育の世界に、メルヘンの世界を重ね合わせてみたいのです。日本の保育界が、少しでもユートピアらしい雰囲気になるように…。
目次
ばら色の雪『アルプスの少女』―ヨハンナ・シュピーリ/作
ここにしかない魅力『フランダースの犬』―ウィーダ/作
いごこちがいい『大きな森の小さな家』―ローラ・インガルス・ワイルダー/作
若さを楽しむ『モミの木』―アンデルセン/作
いつもたのしい『やかまし村の子どもたち』―リンドグレーン/作
太陽を仰ぐ『少年少女』―アナトール・フランス/作
あたたかい気持ち『幸福な王子』―オスカー・ワイルド/作
青空の幸福『青い鳥』―モーリス・メーテルリンク/作
上手に握手を『一房の葡萄』―有島武郎/作
手をつかう『ニルスのふしぎな旅』―セルマ・ラーゲルレーフ/作
分け合って『鶏の卵ほどの穀物』―トルストイ/作
遊びにふける『銀の匙』―中勘助/作
こんきよく『最後の授業』―アルフォンス・ドーデ/作
幸福ということば『幸福論』―ヘルマン・ヘッセ/作
美しい糸『児童の世紀』―エレン・ケイ/作
小さな遊び仲間『菊と刀―日本文化の型』―ルース・ベネディクト/作
好奇心をもつ『エミール』―ジャン・ジャック・ルソー/作
ふるさと『一握の砂』―石川啄木/作
子どもっぽさ『ユートピアだより』―ウイリアム・モリス/作
美を呼吸する『わたしが子どもだったころ』―エーリヒ・ケストナー/作
著者等紹介
荒井洌[アライキヨシ]
1939年、福島県郡山市生まれ。白鴎大学教授。「NPOほいくゼミナール・21」リーダー
深井せつ子[フカイセツコ]
画家・エッセイスト。神奈川県出身。北欧各地の清涼な風景に強く惹かれ、1985年より北欧行きを重ねている。個展や絵本をはじめとする著書なども北欧をテーマとしたものが中心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 一九七一Mの死