著者等紹介
長島龍人[ナガシマリュウジン]
1958年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、広告代理店入社。2003年、「お金のいらない国」出版。以後、寸劇に仕立てたものを自ら演じたり、自作の歌を歌ったりと、理想社会のイメージを伝えるため、さまざまな活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブック
3
短い本なので、あっという間に読めてしまう。シリーズ第3作のこの本では、病院の役割が語られるが、その中身は我々の世界の病院ではない。むしろ司法や警察なのだ。なぜなら、お金の存在しない世界では、我々の世界で起こる殆どの犯罪は起こりようもなく、それでも起こる犯罪は「病気」なのであって、治すべきものなのだ。いや、我々の世界でも、犯罪は病気なのかも知れない。しかもその原因となっているのはお金や社会のシステムが人間の心を追い詰めているからだろう。筆者、長島龍人氏の考え方、ものの捉え方にはいちいち共感させられる。2022/12/26
ブルームーン
3
これも流れで「3」まで読んだけど、「4」もあるんだ・・・。2013/07/14
イカ
1
自給率が低い、食糧不足、などと言うが、そもそも食べる必要もない食料を増やしたから人口が増えた。その人口に食べさせるためにさらなる食糧供給が必要になる。経済「発展」の歴史はこの悪循環で進んできた。単に「分配」を考えるだけでなく、積極的に減らすことも考える必要がある。結婚をしない、子供を産まない、少子高齢化は、この悪循環が限度を超えた結果として生じた自然現象なのかもしれない。筆者によるひとつひとつの説明には納得いかないところもあるが、それを読んだ読者が自分でいろいろ考えるためのきっかけにはなる。2020/03/29
ふる
1
お勧めしません。 このシリーズは第1作を読んで終わりにした方が良い。2014/03/12
めぐみ
0
病気とは何か?何でなるのか?など考えるきっかけになる本。 病気とは生まれながらになっている場合もあるが、ほぼ無理な生活、我慢を続けた結果など身体が自分に向き合うきっかけ作りがほとんどではないか?また、先天性の場合も病気を持って生まれた分、その人はもちろんその家族や周りの人に様々なことを教えてくれるモノなのかもしれない。 健康が一番だと思うが、病気があることで気付けることもあり、しっかり自分を知るためのものだと考えるきっかけになりました。 頑張っている人、病気を抱える人、精一杯な人にオススメな本です。2017/10/22