内容説明
シャイでウィッティーな眼差しに映る涙ぐましくも愛おしき日々。かの日の少年に今年もまた蝶が訪れる―鈍色なのにポップな詠み手が深く静かに琴線を弾く異色の第一歌集。
目次
昭和酔夢吟
カプセルの夜
貨物船忌
明日出る問題
少女の命運
お弁当アート
騒騒抄
懲役太郎
歩道橋の猫
狐の子〔ほか〕
著者等紹介
出口明彦[デグチアキヒコ]
1955年生。2002年同人歌誌「太郎と花子」入会。松川洋子に師事。現在、同誌編集委員。工房を営む。最後の世代の文字職人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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