内容説明
あれから八年。BSE問題は本当に終焉したのか?二人の牛飼いが狂牛病の本質を問い続け、殺された牛たちからのメッセージを未来に向けて発信した警告の書。厚労省の「BSEに関するQ&A」も収録。
目次
1 狂牛病とは何か(狂牛病の発生;イギリスで起こった狂牛病パニック;狂牛病(BSE)とは何か)
2 狂牛病被害農家の言い分(私の牧場で;牛の補償をめぐる国と村の対応;その後の狂牛病被害農家;開拓者の末裔として)
3 資料編
著者等紹介
池田毅嘉[イケダキヨシ]
1934年(昭和9年)北海道猿払村上猿払生まれ。1968年、28歳で北海道猿払村にて酪農経営を始める。のちに経営を娘婿夫婦に移譲。2001年11月21日、わが国二例目のBSEの発生被害農家となり、2002年2月に離農。現在、離農跡地に妻と暮らしながら、オホーツク立地農業研究所のBSE問題主任研究員としてBSE問題の検証に取り組む
山下陽照[ヤマシタハルテル]
1938年(昭和13年)東京都八丈島生まれ。北海道大学農学部畜産学科卒業。1964年、北海道庁採用(上級職)、道立農業講習所にて農業後継者教育。1966年、宗谷支庁農務課草地係、技師として草地行政に従事。その後、「狩勝牧場」の生産課長、「ノーサンファーム」の農場長、「北海畜産農業協同組合」の生産指導部長を歴任。「北海道チクレン農業協同組合連合会」の生産指導部勤務をへて、1991~94年、オーストラリア・クラウン・フィードロット(現地法人・肉牛牧場)ジェネラルマネージャーとして招へいされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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