森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし

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森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし

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  • サイズ A4判/ページ数 38p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784902257342
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

これは、いまから100年ほど前に、カナダでほんとうにあった話です。アントニオは、深い森にかこまれた、みずうみのほとりにすんでいました。近くに子どもがいなかったので、アントニオの友だちは、はたらくおとなたち。動物をさがして、ひとりで森を歩くことも好きでした。ある夏、おそろしい山火事がおきました。にげる場所は、ただひとつ―みずうみです。人間も、動物も、必死に生きのびようとしたそのとき、アントニオの目の前で、思いもよらないことがおこったのです…。

著者等紹介

ボンド,レベッカ[ボンド,レベッカ] [Bond,Rebecca]
アメリカ・ヴァーモント州の、ピーチャムという小さな村で、豊かな自然にかこまれて育つ。ブラウン大学卒業後、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学ぶ。マサチューセッツ州ボストン在住

もりうちすみこ[モリウチスミコ]
1955年、福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業後、小学校教師を経て、翻訳家に。2012年、『おじいちゃんの手』(光村教育図書)で、第59回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

181
なんて美しい絵本でしょう。そして迫力のある絵本です…。森も動物も人間も、共存しています。森には沢山の生き物が住んでいます。森の恵みを授かって生きています。森はどんな辛いことがあっても必ず再生します。完全に失われることはありません。動物たちもそれを知っています。だからそこにいるのです…。「いのちのみずうみ」は、森が育んだものです。森がなければ湖もありません…。人は優位ではありません。動物たちも仲間です。生きるためには何が大切なのか、あの日5歳だったアントニオが命懸けで語り継いでくれた、素敵なお話です🌳🌳2021/01/31

ちゃちゃ

127
迫り来る危険を前にしては、森に棲む動物もそこで働く人間も、すべてが等しい存在なのだ。動物も人間も共に森に暮らす生き物として、その命は等しく尊い。この森で起こった奇跡のような出来事は、祖父から母へ、母から作者へと語り継がれて、絵本となる。そこに描かれているのは、必死に危難をくぐり抜けようとする、隔てのない生き物の姿なのだ。なんと深く心に響く逸話だろう。レベッカ・ボンドの精緻な線描画も素晴らしく、100年ほど前の美しく牧歌的なカナダの深い森と湖へ私たちを誘う。読み継がれてゆくべき、心震える素晴らしい絵本だ。2020/10/31

アキ

100
1914年カナダの森の中の町ゴーガンダで山火事があった時、ホテルの客と共に当時5歳だったアントニオもゴーガンダ湖に逃げました。すると普段は姿を見せることのない動物たちも次々と湖に逃げてきました。水に浸かりながら、オオカミもシカも、人間もヘラジカも、ウサギもキツネも一緒でした。その間だけ、そこに人間と動物を隔てているものはなくなっていました。この話を今は亡き祖父に聞いた、母が教えてくれました。実話ということで伝えられていますが、本当のところは誰もわかりません。でもその息づかいはありありと想像できるのです。2022/02/22

Ikutan

82
読友さんのレビューにひかれて。森の湖畔にあるホテル。少年はそこで働く大人や、客として訪れる狩人などの大人に囲まれて暮らしていた。丁寧な人物画にホテルでの彼の日常が伝わってくる。そしてその日常が暗転。山火事に襲われたのだ。瞬く間に広がる怪物のような火。湖の中に避難する人々。とその時、動物たちも湖の中に入ってきた。狼も鹿も狐も兎も!湖の中で身を寄せ合い息を潜めて見守る彼ら。生き物たちを隔ていたものが取り払われた奇跡の瞬間。圧巻の描写に息をのむ。カナダでほんとうにあったお話だという。語り継いでくれた作者に感謝。2020/11/13

ぶんこ

75
カナダの湖のほとりに建つホテルの子アントニオ5歳が体験した山火事の実話。森を散歩しても動物の気配は感じるものの、遭遇したことがなかった日々。乾燥した日が続いたある日、山火事が起こります。お客さんとホテル従業員、アントニオも湖へ逃れ、そこに山奥から動物たちも避難してきました。オオカミやクマもいます。人間にも動物にも怖いと思える状況ですが、ただただ火事がおさまるのをじっと待つ。その光景の絵の、薄暗くてシ〜ンとした様子、人間と動物の顔が印象的でした。ホテルが無事で何よりで、ホッとしました。2020/11/22

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