内容説明
地球には、何種類の生きものがいるのだろう?こたえは、いろいろいっぱい!地球には生きものがあふれていて、すべての生きものが、たがいに(もちろん、わたしたち人間も!)ふくざつに結びついていることを伝える科学絵本。
著者等紹介
デイビス,ニコラ[デイビス,ニコラ] [Davies,Nicola]
ケンブリッジ大学で動物学を専攻。くじらやこうもりをはじめ、さまざまな野生動物の研究をおこない、英国BBCでの自然科学番組の制作や、子ども向けの本の執筆などで活躍している。英国ウェールズ在住
サットン,エミリー[サットン,エミリー] [Sutton,Emily]
エジンバラ芸術大学卒業。繊細なタッチの絵で、注目をあつめるイラストレーター。英国ヨークシャー在住
越智典子[オチノリコ]
1959年、東京生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。絵本『ピリカ、おかあさんへの旅』(沢田としき・絵 福音館書店)で、平成19年児童福祉文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
54
私は多様な動植物が共に暮らす地球が好きです。その一方、スナック菓子や、マグロも好きで、プラスチック製品も愛用しています。しかし、このままの暮らしを続けていたらどうなるのでしょうか。我々は、お金を産まない熱帯森林を破壊し、お金になるパームヤシを植えました。美味しい魚は高く売れます。だから、網で魚を一網打尽にします。そのせいで、地上から絶滅した動植物たちがどれほどいたことでしょう。絶滅した動物たちの一部が紹介されていました。多様な生物で溢れる色とりどりの世界も。そして、このままを続けた先の人間だけの世界も。2020/04/12
sui
26
ずっと読みたかった絵本。科学絵本だけど、エミリー・サットンの絵が素晴らしい!動物は勿論、魚も、植物も、キノコも、微生物も大切な愛すべき存在として描かれている。そしてもう既に失われてしまった生き物たち。地球で一番偉いのは人間じゃない。地球は人間だけのものじゃない。小さいうちからこの本に触れて、そういう意識を少しでも持てたら・・・。もっともっと多くの子供たちに読んで欲しい。2017/07/12
たーちゃん
24
世界中に数多くいる生き物たち。ただその中には人間が自然を破壊することによって絶滅してしまったものもいます。息子にはまだ絶滅とか分からないようでしたが、とにかく虫を一生懸命探していました。2021/10/17
みさどん
17
地球の生きもの全体を表現するなんて不可能だろうと、思っていたけれど、上手な描き方。色合いが優しくて、でも鮮やかで美しい。食物連鎖や生態関係、自然を脅かすのは人間。だからこそ考えていこうという呼びかけはいいな。木を伐採し海やジャングルを破壊するページはもっと暗く描いてほしかった。それでもきれいなんだもの。2017/09/23
みー
11
他館より。よかった!!絵も綺麗。地球上には「いろいろいっぱい」の生き物たちの命で溢れていて、それは複雑にきれいに絡み合い、繋がり、模様を織り出している。そして人間もその模様に一つ。なのに、その模様は年々、姿形を変え・・綺麗ではなくなりつつある。模様が一つになった時、それはもう生きていく事が出来ないことを示している。そうならない為に・・・優しい絵柄だからこそ、伝わってくるものに、切実さを感じた。2017/06/12
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