目次
ヨーロッパ・アメリカの書店紀行(ドミニカネン書店(オランダ・マーストリヒト)―カトリック教会から書店に
ドーント・ブックス(イギリス・ロンドン)―本とともに世界を旅する
バーター・ブックス(イギリス・アニック)―閉鎖された駅舎が書店に変身
シェイクスピア&カンパニー(フランス・パリ)―20世紀を輝かせた芸術家の隠れ家 ほか)
アジアの書店紀行(万聖書園(中国・北京市)―劉蘇里と本について語る
三聯韜奮書店(中国・北京市)―なぜ24時間営業に踏み切ったのか
単向空間(中国・北京市)―世界を読む北京の第三世代書店
季風書園(中国・上海市)―惜しまれつつ消えた書店の歴史 ほか)
著者等紹介
金彦鎬[キムオノ]
図書出版ハンギル社代表。1968~75年東亜日報社に記者として勤務。1976年ハンギル社を創立。1998年「韓国出版人会議」を創設、初代及び第2代会長歴任。2005~08年「韓国文化芸術委員会」の第1期委員に就任。2005年韓国・中国(上海)・日本・台湾・香港・沖縄の人文学系の出版人とともに、「東アジア出版人会議」を設立。2008~11年「東アジア出版人会議」の第2期会長に就任。1980年代後半から「坡州出版都市」の建設に加わる。「出版都市文化財団」第2代理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
2
映画「ブックセラーズ」にも出ていたかどうかは知らないけど、ニューヨークの書店やら古本屋など世界各地の書店を紀行しての見聞を綴った本。英国の古書の村「ヘイ・オン・ワイ」も詳述。カラー写真も豊富。ただ著者の筆致には「容共リベラル」臭がちょっとしているようですな?日本の本屋で紹介されているのが洋書店の北沢書店と、落合恵子さんのクレヨンハウス。北沢書店はともかくとして、クレヨンハウスの紹介に関しては、落合さんの反核運動や慰安婦に関する左翼的言辞を好意的に紹介しているあたりに著者の政治的立ち位置が透けて見えてくる?2021/05/18
kaz
0
ヨーロッパの書店は、取り上げられることにそれなりに納得できるが、アジアのそれはもう一つという印象。とは言え、いろいろな書店があって面白い。図書館の内容紹介は『本の世界への旅を続ける韓国の出版人・金彦鎬の書店巡礼記。著者が選んだ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの10カ国の22書店、古書の村、古書店街をカラー写真とともに紹介する』。 2021/10/30
ゆうちゃん
0
臨場感のある写真と温かい文で綴られる密度の濃い一冊。コロナ禍の今だからこそ、ちょっとしたトリップ感覚で読むもよし、本好きな自分の内面を見つめる鏡にするもよし。本の森はわたしたちの頭の中にもあり、本を読んでいくことで広がってゆくのだなと実感できた。2021/08/26
KnightsP
0
本のすばらしさを無意識に感じていたが、その感情を浮き彫りにしてくれた。本はすばらしい。2021/05/29