内容説明
本書は、2021年に発行された『カラー版 世界書店紀行』の普及版である。私は本の森をめざして旅をする。だから、私の旅はいつも爽快である。本の森は実り豊かな生命の世界であり、人間精神のユートピアなのだ。人間の思惟が一冊の本として存在し、発展する。人間の思惟の実りを体現し、体系化させる本こそ、本が一堂に会する書店こそ、地上で最も美しい、知恵の合唱がこだまする森なのだ。私の旅の究極は、都市の街角にある書店である。あの辺境を照らす書店だ。
目次
ヨーロッパ・アメリカの書店紀行(ドミニカネン書店(オランダ・マーストリヒト)カトリック教会から書店に
ドーント・ブックス(イギリス・ロンドン)本とともに世界を旅する
バーター・ブックス(イギリス・アニック)閉鎖された駅舎が書店に変身
シェイクスピア&カンパニー(フランス・パリ)20世紀を輝かせた芸術家の隠れ家
クック&ブック(ベルギー・ブリュッセル)読書と食事が一体化した書店 ほか)
アジアの書店紀行(万聖書園(中国・北京市)劉蘇里と本について語る
三聯韜書店(中国・北京市)なぜ24時間営業に踏み切ったのか
単向空間(中国・北京市)世界を読む北京の第三世代書店
季風書園(中国・上海市)惜しまれつつ消えた書店の歴史
鍾書閣(中国・上海市)格式高く美しい、心の安らぐ拠点 ほか)
著者等紹介
金彦鎬[キムオノ]
図書出版ハンギル社代表。1968~75年東亜日報社に記者として勤務。2008~11年「東アジア出版人会議」の第2期会長に就任。1980年代後半から「坡州出版都市」の建設に加わる。「出版都市文化財団」第2代理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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