内容説明
いま、これまでになく関心が高まっている校正・校閲。“校正のこと、もっと知りたい!”“どうやったら校正者になれるの?”“仕事で校正してるけど、こんなやり方でいいのかな…”言葉や本に興味のある方、情報を発信するすべての人に、校正の現場の感覚と技術、思考をリアルに伝える、これまでにない入門書が大改訂!大好評『校正のレッスン』が、最新の知見を盛り込み、よりわかりやすく生まれ変わりました。
目次
1 校正10のレッスン(ゲラ(校正刷)を受け取る
文字は記号か?―引き合わせ(1)
赤字の美しさ―引き合わせ(2) ほか)
2 対話のために(校正の原則と役割;言葉の宇宙;黙読と小さな声 ほか)
3 講義ノート(校正の知恵袋;縦組のルビ;PDFの活用 ほか)
著者等紹介
大西寿男[オオニシトシオ]
1962年、神戸市長田区に生まれ育つ。1988年より、東京で校正者として働くかたわら、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組む。校正の仕事では、河出書房新社、集英社、岩波書店、作品社、新潮社、文遊社、創元社、メディカ出版、藤原書店などの外部校正者として、文芸書、人文書を中心に、実用書や新書から専門書まで、幅広く手がけてきた。企業や大学での校正セミナーや、ブックカフェなどでのイベントを通して、多くの人に校正のこころと技を伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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0sanada0
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『校正のこころ』が良かったのでこちらも。「素読み校正で(中略)差別表現のチェックがいちばんだいじなのではないかと思うようになりました」(p.61)という箇所で、自分が差別についてアンテナを立てているのは校正にも活きることなのだ、と力強く励まされたような気持ちになった。編集者・著者への伝え方にしても、「差別表現の問題としてご検討ください」(p.65)という言い回しの一例が記されていて実践的。また、校正が終わったあとは編集者からフィードバックをもらうといいとも書いてある(私だったら内心こわいけど……)。2024/03/31
andhyphen
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https://booklog.jp/users/andhyphen/archives/1/49022513292019/01/20