内容説明
死の文化の創造が、生きること、命を大切にすること、そしてそれらをより豊かにする道に通じる。
目次
第1部 私の死、愛する人の死とどう向き合うか(今、生老病死を問い直す―現代に生きる空海;妻を看取る日;「死なれる」という経験;悲しみは真の人生のはじまり;“語らい”私の死の迎え方)
第2部 いま、問われる命と心の絆(仏教思想にみる他者への思いやり;死の臨床―新たな課題と展望;仏教、悲しみから生まれる力;仏足頂礼高野山足湯隊―被災地における傾聴ボランティア;看取りの場で宗教者とチームを―被災者、患者の体験から在宅緩和ケアを見直す;“語らい”危機の時代に問われる日本人の価値感、死生観)